弊社では、RPAを本格導入して1年になりますが、2020年4月入社の新入社員に担当してもらい、立派に専門SEの役割を果たしてもらっています。ここがポイントです。
その結果どうなったか。業務改革のスピードが格段に速くなりました。
最近ですと、事業再構築補助金の売り上げ10%減少要件の判定に使っています。
お客様にいち早く判定結果をお伝えするために、全顧問先をRPAがチェックして、訪問担当者にお伝えするのです。
銀行よりも先に顧問先にお伝えしなければ、我々の価値が下がります。
RPAが、全顧問先の直近3年間の月別売り上げをミロクの会計ソフトから抽出して、Excelで作った判定シートに貼り付けます。
一社あたり3分で、即座に判定結果がでます。
しかし、正確な判定結果が出る仕組みが完成するまでには、何度も何度も失敗を繰り返します。
「出来ました」と報告を受けて、実際に触って見ると、様々な不具合が出ます。
Excelの算式が誤っていたり、ミロクとの連動がうまく行かなかったりと、何度も何度も手直しが必要です。
ここがポイントです。
SEが現場にいてくれるため、この手直しの時間が非常に少なくて済みます。
これが、社外のITベンダーさんとのやり取りだと、要件定義書を書いたり、見積もり合わせをしたりと、膨大な時間とコストがかかってしまい、進みません。
間違いなく10倍の時間がかかるでしょう。
業務改革はどんどん遅れて行き、いつの間にか先進国最下位、世界でも50位になってしまったのでしょう。
SE不足の時代、我々のような零細企業が社内SEを抱えることは出来ません。
しかし、RPAならばそれが出来ます。