RPA人材の確保に困ったときどうしていますか?
RPAを1年間使ってみてわかったこと③

RPA人材の確保に困ったとき、どうしたらいいでしょうか
よく他の会計事務所から、質問されます。
「みどりさんでは、RPA人材やSE人材をどのようにして採用しているのですか?」という質問です。

その答えは、「RPAは専門SEを採用して、やってもらうものではありません。素人を育てるべきと考えています。」ということです。
なぜかと言いますと、RPAはプログラミング言語が必要ないところがウリだからです。
Excelを使えることができれば、RPAの入り口に立つことが出来ます。
SEの採用を待っていたのでは、RPAはスタート出来ません。

素人によるRPA推進には、大事なポイントが3つあります。

実務で大事なことは経験値です。
第1のポイントは、RPAの専任担当者を作ることです。
他業務との兼務では、中途半端になり、経験値が積めず、ほぼ頓挫します。

次に、あさひ会計グループ・株式会社 ASAHI Accounting Robot 研究所様のような、経験の高い専門家に質問が出来る体制を作っておくこと。
これが第2のポイントです。
実際にRPAを動かすと必ず不具合が出ます。
そのときに相談できる体制がなければ、頓挫してしまいます。

第3のポイントは、社内の実務をこなしているベテランとのコミュニケーション体制を作ることです。
経験値を積むためには、仕事の依頼が必要です。
一人、実務に精通している人を味方につけ、その人の困りごとをRPAで解決することです。
その人からの依頼があって、RPAのシナリオを作ったとしましょう。
前述の通り、実際にRPAを動かすと、イレギュラー事案が発生し、必ず不具合が出ます。
そのときに、すぐに話を聞いて手直しをしてあげることです。
これで信頼関係が出来、仕事の依頼がどんどん来て、経験値が高まります。

弊社では、Yさんという当時入社3年目の経理担当者の女性が、あさひ会計グループ・株式会社 ASAHI Accounting Robot 研究所様のRPAの研修に参加しました。

1週間くらいの研修を受けて、RPAを動かせるようになりました。
Yさんは優秀で、半年くらいで他人に教えることが出来るまでになりました。

そして、2020年4月入社の新入社員にRPAの研修をし、その中からFさんという当時18歳の女性が、面白そうと興味を持ってくれました。
そこでFさんにもRPAの担当になってもらったのが良かったのです。

Fさんは、物おじしない性格で、新しいことにどんどんチャレンジしてくれました。
次々と新しいRPAのシナリオを作ってくれます。
Yさんは兼務ですので実務が忙しく、専担者のFさんがRPAをこなさざるを得なくなります。
そのため、Fさんは経験値がどんどん積めることで、自信がついてきました。
やはり専担者が必要です。

現場の人のすぐ隣(社内)に、RPAの専担者がいること。これが重要です。
外部のベテランSEに頼むよりも、社内の素人RPA専担者に頼む方が、いいものが出来ます。
なぜならば、毎日バージョンアップが出来るため、時間がたてば、圧倒的に使い勝手のよいRPAシナリオが出来上がるからです。
Fさんも今、水を得た魚のように、大活躍してくれています。

これが弊社のRPA人材戦略です。

この記事の執筆者

みどり合同税理士法人グループ 代表 公認会計士/税理士
三好 貴志男

慶応義塾大学経済学部卒。監査法人トーマツを経て、昭和62年に高松に公認会計士事務所を開設し、現職に至る。現在では、みどり合同税理士法人グループ16社(従業員数150名)を分社型経営にて統括。
著書に、『事業承継の安心手引き』・『企業組織再編の実務Q&A』他多数。

合わせて読みたい記事